家を買うなら!

元注文住宅営業が建売住宅の秘密を徹底解説します

建売住宅と注文住宅の違いは?価格差など12項目で比較

更新日:

どうも、元住宅営業のナツダです。

家を買おうと決めたとき、一度は迷うのが「注文住宅?建売住宅?どっちがいい?」です。

そこで、今回は建売住宅と注文住宅の違いについて解説したいと思います。

それでは、さっそく説明していきます。

建売住宅と注文住宅の業界の違い

私のように住宅業界で働いた人間からすると、建売住宅と注文住宅はまったくの別物に感じます。

たとえば、建売住宅と注文住宅はまさに業界から違います。

  • ・建売住宅 → 宅地建物取引業にあたり、不動産の分野
  • ・注文住宅 → 建設業にあたり、建築の分野

他にも、建売住宅は売買契約ですが、注文住宅は建築工事請負契約をします。
だから建売住宅は「家を買う」ですが、注文住宅は「家を建てる」という表現の方が合ています。

この「業界の違い」により、建売住宅を買うときと注文住宅を買うときで変わってくることがあります。

その一例が、値引き交渉ですね。

  • ・建売住宅 → 書面で値下げ交渉する
  • ・注文住宅 → 口頭で値下げ交渉する

それぞれ、もう少し詳しくみていきましょう。

建売住宅の値引き交渉

建売住宅では、不動産購入申込書買付証明書という書面に購入希望額を書いて売主と交渉します。

たとえば、2,580万円で売りに出されている物件でも、不動産購入申込書に「2,500万円で買いたい」と書いてもいいわけです。

注文住宅の値引き交渉

注文住宅の場合は、口頭でも大丈夫です。
営業マンに「あと○○万円値下げできませんか?」と聞けばいいだけです。

営業マンは、会社に相談して返事をしてくれます。

建売住宅と注文住宅の特徴を12項目で比較

自分に合った住宅を選ぼうと思ったら、まず建売住宅と注文住宅の違いを知らなければいけませんよね。

ということで、まずはそれぞれの特徴を12項目の表にして比較してみましょう。

項目 建売住宅 注文住宅
構想~契約までの期間 約8ヶ月 約12ヶ月
契約~入居までの期間 約2ヶ月半 約6ヶ月
土地 土地と建物セットで買う 自分で土地をみつけて買う
全国平均価格
(平成26年 度国交省住宅市場動向調査)
土地+建物:3,684万円 土地:1,373万円
建物:3,007万円
契約方法 土地と建物をセットで売主と売買契約 土地:売主と売買契約
建物:住宅会社と工事請負契約
プランの自由度 ほぼない 予算や法規の範囲で自由
仕上がりイメージ 完成住宅を買うのでイメージしやすい 図面だけで契約するのでイメージしにくい
住宅ローン 土地と建物まとめて借りられる 土地と建物分けて借りる
建物は「つなぎ融資」が必要
コスト 仕入れや施工を合理化してコストダウン 手間がかかるのでコストアップしやすい
アフターメンテナンス 期待できない 施工会社による
品質 当たりハズレがある ハウスメーカーは安定
中小工務店は会社による
家の性能 普通 ハウスメーカーは普通以上
中小工務店は会社による

表の内容を5項目にまとめてみます。
どちらの住宅が自分に合っているのか考えてみましょう。

1、スケジュールの違い

そもそも、スケジュールに余裕がないと注文住宅は選べません。

打ち合わせだけで3ヶ月~1年。
それから工事に取り掛かって3ヶ月~半年ぐらい必要です。

半年以内に引っ越したい場合は、建売住宅です。

2、購入資金の違い

上の表の価格は全国平均です。
土地が高い都市部では、さらに1千万円以上高いエリアもあります。

資金的に注文住宅を選ぶのが厳しい場合もあるでしょう。

3、家へのこだわりの違い

こだわった家に住みたい場合は、注文住宅がいいでしょう。

しっかり動線や収納が考えられた家にしたい!
デザインがいい海外の壁紙を使いたい!

こんな要望は、建売住宅では対応できません。

4、段取りのわずらわしさの違い

注文住宅はとにかく面倒です。
打ち合わせがたくさんあり、決めることも多いです。

住宅ローンや登記の手配も、建売住宅より煩雑(はんざつ)です。

ラクしたいなら建売住宅です。

5、家の品質と性能の違い

大雑把に言うと注文住宅の方が高品質で高性能だと思います。

でも、建売住宅でも当たりを買えば問題ありません。
注文住宅でも、ハズレ施工会社に頼むとひどい家ができます。

ここは、施工会社しだいと言うところですね。

建売住宅と注文住宅のメリットとデメリット

結局、建売住宅と注文住宅のメリットとデメリットって、どういうところになるのでしょうか?

特に注目すべき以下の3点にしぼって考えてみましょう。

  1. 建売住宅と注文住宅の価格差
  2. 実物を見て買えるかどうか
  3. 諸費用と付帯工事

1、建売住宅と注文住宅の価格差

建売住宅と注文住宅の違いのひとつに価格差があります。
建売住宅は注文住宅に比べてかなり安いです。

建売は同じ仕様の家を大量生産して材料や設備など極限までコストダウンしています。

同等の建物を注文住宅専門の工務店が建てたとしても、あれほど安く作れません。

それぞれのコスト構造をまとめると、以下のようになります。

建売住宅
建売住宅を建てる会社は、とにかくコストカットに力を入れている。
ほとんど同じ家を大量に建て何度も図面を描く手間を省いたり、大量仕入れで原価を極限まで低く抑えている。
注文住宅
注文住宅では、施主と建築会社が時間をかけて打ち合わせをしながら一邸一邸異なる間取りや仕様を決めていく。
そのため、自由度が高い住宅会社ほどコストダウンが難しく、高額になっていく。

また、土地の仕入れ価格でも大きな差が出ます。

建売住宅
パワービルダーと呼ばれる分譲住宅メーカーは土地を大量に仕入れるので、安い土地情報が集まる。
また、一般人が買えないような大きな土地も安く仕入れ、分割(分筆)してたくさん家を建てることができる。
注文住宅
自分で土地を探す必要があるので、市場価格で土地を買うことになる。
よい土地はパワービルダーに買われてしまっているので、70点~80点ぐらいを目指して土地を探すことになる。

パワービルダーが土地を買う値段は、一般人の70%~80%程度の価格と言われています。

もし、あなたが「とにかく安い家が欲しい!」と言うのであれば、注文住宅より建売住宅の方が合っています。

2、実物を見て買えるかどうか

建売住宅は、すでに建っている家を見てから買うことができます。

ただ、人気のエリアでは更地(まだ家が建っていない土地)の状態でも購入予約が入ったりするので、実物を見ずに買っている人もいます。

住宅の種類 実物の家をみて買えるか? 構造のチェックのしやすさ
建売住宅
注文住宅

既に建っている家を買う場合は「間取りが使いやすいか?内装が好みに合うか?」など確認がしやすいです。

その反面、壁の中の断熱材や基礎の中の配筋は確認できません。

建売住宅には当たりハズレがあります。
何十年も安心して暮らしたいのであれば専門家(建築士や住宅診断士)にチェックしてもらってから買うことも検討した方がいいですね。

3、諸費用と付帯工事

建売住宅と注文住宅では、諸費用の項目にも差があります。

項目 建売住宅 注文住宅
仲介手数料 物件価格の3%+6万円 土地代の3%+6万円
印紙代
  • ・不動産売買契約書
  • ・住宅ローン契約書
  • ・建物工事請負契約書
  • ・住宅ローン契約書
登記費用
  • ・移転登記
  • ・所有権保存登記
  • ・表示登記
  • ・抵当権設定登記
  • ・所有権保存登記
  • ・表示登記
  • ・抵当権設定登記
上下水道引き込み工事 引き込み済み 建築と同時に住宅会社が手配
地盤改良工事 工事済み(必要な場合) 必要に応じて住宅会社が手配

実際にどれぐらいの金額がかかるかはケースバイケースです。
建売の場合の参考として以下の記事もご参照ください。

家(建売住宅)を購入する時に必要な諸費用15項目のリスト

どうも、元住宅営業のナツダです。 今回は、家を購入するときに必要な諸費用について解説したいと思います。 家を買うときにどんな諸費用が必要か検討もつかない方。 家を買う前に把握しておきましょう。 この記 ...

続きを見る

注文住宅の場合は建物代以外に付帯工事費用がかかります。
たとえば、前面道路から敷地内に上下水道を引き込んだり地盤の改良工事をしたり、といったことですね。

建売住宅の場合は、これらの工事は既に完了していて物件価格に組み込まれています。
ただし、外構(庭)工事なんかは別途ということもあります。

まとめ

建売住宅と注文住宅は、まったく違うものと言っても過言ではありません。
以下の5つのポイントに注意しながら、あなたに合う方の家を買いましょう。

  • 引っ越しまでの期間(スケジュール)
  • 値段
  • 家へのこだわり
  • 段取りのわずらわしさ
  • 家の品質と性能

建売住宅は土地と家をセットで買って、2~3か月後には引っ越しまで終わっていることでしょう。

価格も安く、ハズレ住宅さえ買わなければとてもリーズナブルです。
ただし、仕様の変更はほぼできません。

注文住宅は、土地を探してその上に家を建ててもらうことになります。

打ち合わせや段取りが大変で、引っ越しまで1年以上かかる場合もあります。
その分、価格は高いですが、あなたのこだわりを反映することができます。

まずは、両方とも見学会に行って、それぞれの違いや雰囲気を感じてみるとよいです。

住宅資料請求のコツ、知ってますか?

家の購入予算

知ってますか?
住宅資料請求のコツ

どのタイミングで資料請求?
どこでもらえばいい?
資料の見方は?活用方法は?

資料請求は、モデルハウスやオープンハウスに行く前がおすすめです!
その理由を以下の記事にまとめました。

家を買いたいけど、何から始めていいかわからない!
そんな方に、ぜひ知っていただきたい内容です。

住宅購入の参考にどうぞ。

分譲住宅の資料請求のコツ

厳選!これから家を買う人にオススメのお役立ちサイト

非公開物件の情報がもらえる資料請求サイト

関東で家を探すなら、イチオシのサイトです。

 送られてくる資料が豊富
 非公開物件も探せる
 新築も中古も探せる

東京都神奈川県千葉県埼玉県の物件情報が豊富です。新築も中古も、一戸建もマンションも、ご希望に合わせて資料請求できます。

要望を書く欄がありますので「大手ハウスメーカーの一戸建て」とか「築10年以内の大手ハウスメーカー中古物件」など記入して申し込むことができます。

提案資料が豊富で、大手不動産情報サイトにも載らない非公開物件資料も手に入ります。

注文住宅の豊富な資料が請求できるサイト

大手の建売買うなら注文住宅という選択肢も!

 間取りの要望を叶えやすい
 構造の品質チェックがしやすい
 ただし、建売より手間がかかる

大手ハウスメーカーの建売住宅は、パワービルダーの建売住宅と比べて高価です。その価格帯なら、地域で頑張っている住宅会社や工務店の注文住宅も視野に入ってきます。

注文住宅は手間がかかりますが、希望にかなった理想の住宅が作れます。こちらも資料請求してみて、建売と比較してみてはいかがでしょうか?

住宅ローンの決定版ならこの銀行

超低金利!手厚い団信!そして、高い利便性。

 ネット銀行ならではの超低金利
 種類が豊富で手厚い保障の団信
 お財布代わりに使えて便利

住宅ローンは、まず金利が低い銀行から選ぶのがセオリーです。長年使い続ける銀行になるので、団信の保障内容日常の使いやすさも軽視できません。

じぶん銀行の住宅ローンは「低金利・手厚い団信・使いやすさ」を兼ね備えているので、イチオシです。

au携帯電話やauひかりのユーザーなら、コチラ。auユーザーのみの特典があります。

人気記事

1

いざ、「一戸建てを買おう!」と思っても、その高さに気絶しそうになりますよね。 「こんな大金の住宅ローンを組んで、ずっと返していけるんだろうか?」 ・・・みたいな。 家計や老後のことを考えると「少し、値 ...

2

せっかく苦労して高い家を買ったのに、住んでるうちに後悔し始める・・・。 そんなの、絶対避けたいですよね! でも、けっこう多いのです。そういう方々。 あなたは、そうならないように気を付けてください。 と ...

3

家を購入する年齢は何歳ぐらいが適齢か、考えたことありますか? 家は、何歳までに買わないといけない? 何歳から、買っても大丈夫? 家を買う人の平均年齢や平均年収ってどれぐらい? よくある疑問ですが、私は ...

4

建売住宅を買うとき、どんなことに注意すればいいのでしょうか? 建売住宅には、良い面も悪い面もあります。 だから、良いところを最大限いかして、悪いところのリスクを取り除くことが大事です。 そこで、今回は ...

5

どうも、元住宅営業のナツダです。 今回は、分譲住宅の資料請求について解説したいと思います。 「家を買いたいけど、何からやったらいいのかわからない!」と言う方。 まず、予算作りと資料請求ですよ。 予算と ...

-建売住宅の基礎知識

Copyright© 家を買うなら! , 2018 All Rights Reserved.