住宅ローンを組んでまで家を買うメリットとデメリット

住宅ローンを組んでまで、家を買うメリットってあるんでしょうか?

昔から「持ち家派 VS 賃貸派」が論争を繰り広げてます。
いったい、どっちが正解なんでしょう?

結論から言うと、その答えは人によって違うということになります。
今回は、その理由を説明したいと思います。

では、解説していきますね。
あなたには、どっちが合ってるでしょうか?考えるヒントになれば幸いです。

住宅ローンを組んでまで住まいを買うメリット

まず「住宅ローンを組んでまで住まいを買うメリット」を挙げてみましょう。
よく言われるのは、こんなことです。

  1. 自分が気に入ったインテリアで過ごせる
  2. 負い目を感じずに過ごせる
  3. 低金利で借りると住宅ローン控除でお得
  4. 資産として残るので家賃を払うよりいい
  5. 老後住む家の心配をしなくてよくなる

順番に、もう少し詳しく解説しますね。

自分が気に入ったインテリアで過ごせる

私は、実はこれが一番大きいのではないかと思っています。
自分自身のことを考えても、とても幸せな気分になれる要因になっています。

自分は気に入った構造、気に入った外観、気に入った内装、気に入った空間。
そういうものに囲まれて暮らすというのは、とても気分がいいものです。

ナツダ
そういう意味では、建売住宅より注文住宅。
注文住宅より中古のフルリノベーションの方が満足度高いかもしれません。

違う見方をすれば、ストレスが少ないとも言えます。
ストレスが少ないと健康に良いし、イライラすることも少なくなります。

負い目を感じずに過ごせる

これは、感じる人と感じない人がいます。
賃貸に住んでいると、なんだか周りの「持ち家組」の目が気になるんですね。

たしかに、持ち家派の中には賃貸派を否定する人もいると思いますが・・・・。
大半の持ち家派は、他人のことなんて気にもしてないでしょう。

なんにせよ「家を買うことで負い目を感じずに過ごせる」と思うなら、それは家を購入する理由になります。

低金利で借りると住宅ローン控除でお得

ご存知とおり、所得税は住宅ローン控除(住宅借入金等特別控除)が受けられます。
控除の要件を満たせば、10年間ローン残高に応じて所得税から還付してもらえる制度です。

住宅ローン控除額は、年末の住宅ローン残高の1%。
いっぽう、住宅ローン金利(変動金利)は1%を切っている状況です。

つまり、銀行に支払う利息より、所得税の還付率の方がいいわけです。
国があなたの利息を支払い、家の購入代金までフォローしてくれている状態ですね。

資産として残るので家賃を払うよりいい

家やマンションは、買い手がつかない物件を買わない限り現金化できます。
たとえ建物に価値がなくなったとしても、土地が無価値になることはありません。

一方、賃貸マンションの家賃は「住居費」であり資産になりません。
いくら支払ったところで、いっさい現金化できません。

計画的な金額で家を買えば、持ち家は賃貸住宅よりローコストで暮らすこともできます。

老後住む家の心配をしなくてよくなる

よく心配されるのが「高齢者は賃貸住宅を借りにくい」ということ。
ですので「持ち家を持っておく方が安心」をという話になります。

今後ますます高齢化が進み、同時に単身高齢者が増えるでしょう。
そうすると、今より「高齢者が賃貸を借りる」のは簡単になるかもしれません。

しかし、改善するかわからないことにかけるより、家を持つ方が安心ということですね。

住宅ローンを組んでまで家を買うデメリット

こんどは、住宅ローンを組んでまで家を買うデメリットです。
私が考えるデメリットは、たったひとつ。

資産として、流動性が低い
これに尽きると思います。

ナツダ
「売りたい!」「現金化したい!」と思っても、すぐに売れませんからね。
不動産屋に買い取ってもらう方法もありますが、かなり値下がりします。

たとえば、急に引っ越しせざるを得なくなったとき。
圧倒的に、賃貸マンションの方が身軽に対応できます。

生活が苦しくなったとき、賃貸なら低家賃の物件に引っ越せばOKです。
しかし、住宅ローンを抱えている人は、簡単に返済額を下げられませんよね。

物件を売却して、ローンを完済して、低家賃の賃貸を探すという流れになります。
これは、時間がかかるうえ売却できない事態も起こり得ます。

マイホームを買うことは「負債」なのか?

ときどき「家を買うのは、負債を抱える行為」というのを耳にします。
これは、本当でしょうか?

マイホームを「資産」と考えれば、間違いなくそうですね。
しかし「だから、賃貸マンションの方がいい」とはなりません。

ナツダ
なぜなら、賃貸マンションも「資産」で考えるなら「負債」意外の何ものでもないからです。

この問題を考えるときは、マイホームも賃貸住宅も同じ土俵で考える方がいいでしょう。
つまり「資産」で考えるか「住居費」で考えるか、両方とも合わせるのです。

先述のとおり、マイホームも賃貸住宅も「資産」で考えるならどちらもマイナスです。
どちらもかけたコスト以上の所得が得られることは、ほぼありえません。

ナツダ
一部、駅近マンションなど人気物件で値上がりすることはあります。

住居費で考える場合は、比較が難しいです。
どんな賃貸住宅に住むのか、どんなマイホームを買うのか、条件次第で変わります。

例として、賃貸住宅はこんな費用がかかります。

賃貸住宅でかかる費用の例

  • 敷金
  • 礼金
  • 仲介手数料
  • 家賃
  • 共益費
  • 原状回復日
  • 引っ越し代

マイホームは、こんな費用がかかります。

  • 住居や土地の購入代金
  • 住居や土地の取得費(登記など)
  • 維持管理費(メンテナンス費)
  • 固定資産税や都市計画税
  • 住宅ローンの利息や諸費用(保証料など)
  • 売却時の建物解体費(必要であれば)
  • 不動産の売却諸費用

マイホームの場合は、この費用から売却代金を引きます。
そのうえで、お互い居住期間にかかった総費用を比較するのです。

状況によって金額が変わるのは想像に難くないですが、人によっては「マイホームの方が安くなる」こともあるのです。

ですから、住居費で考えるのか資産で考えるのか、条件を合わせて比べることが大切です。

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ナツダ アツシ

ナツダ アツシ

高気密高断熱を得意とする注文住宅の会社で、約8年間営業職を経験。インテリアコーディネーターの資格保有。自宅の分譲マンションを、スケルトンからリノベーションして居住中。「家探し」や「家づくり」のノウハウを、わかりやすく解説します。

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