
今回は、家を買うときのライフプランについて解説したいと思います。
ライフプランとは、人生設計のこと。
とくに、金銭面からの生活設計を差します。
家を買う前のライフプラン、とってもとってもとっても重要です!
家族を守るために、是非やってから家を買ってください。
では、さっそく説明していきます。
ライフプランとは?
まず、ライフプランがどういうものなのか確認しておきましょう。
ライフプランとは、人生設計のこと。
語感としては、人生設計が、職業、結婚観、生きがい、居住地など個人の充足感に主眼をおいた設計であるのに対し、ライフプランは、主に金銭面からの生活設計を指すことが多い。
人生には、いろいろお金のかかるイベントがあります。
その中でも最大の出費が住宅購入です。
ですから、住宅購入が将来の家計にどのような影響を及ぼすのか、ちゃんと「見える化」しておくことがとても大切なのです。
その「見える化」する作業のことをライフプランニングと呼びます。
ライフプランで「見える化」できること
- 家を買っても大丈夫か?
- いくらまで住宅ローンを組んでも大丈夫か?
- 将来、いつ資金の備えが必要か?
ライフプランニングせずに住宅を買うと、家計にゆとりが無くなることも。
最悪のケースでは、住宅ローン破たんが待っています。
そうならないために、家を買うことがどの程度家計に影響するのか知っておきましょう。
ライフプランニングの流れ
さて、ライフプランニングでは、どのように「見える化」を進めていくのでしょうか?
カンタンに流れを解説します。
ライフプランニングの流れ
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1家族構成や現状の家計、将来の家計を時系列で整理していく
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2今後のライフイベントや実現したい夢を洗い出す
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3将来の家計の収支をシミュレーションする
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4シミュレーションの結果が良くないときは改善策を考える
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5まんがいちの事態(病気や死亡など)の備えを検討する
ライフプランでは、まず現在の家計を把握するところから始まります。
この作業は、家計簿をつけている人ほどカンタンに終わります。
次に将来起こるライフイベント(退職や子供の結婚など)や実現したい夢(旅行や車購入など)を洗い出し、金融資産残高の変化をシミュレーションしていくのです。
図解にすると、こんな感じです。
最後に、シミュレーションの結果が良くないときは改善策を考えます。
収入を上げる、高額出費をやめる、出費のタイミングをずらすなどいろんな方法があります。
世帯主にもしもの事態があったときのフォロー方法も、検討していきます。
なぜ、家を買うときライフプランニングが必要なのか?
私は、自分が担当したお施主様全員にライフプランニングをおすすめしてきました。
私自身も2回実施しています。
それぐらい、家を買うときはライフプランニングをするべきだと考えています。
ちなみに、私のライフプランニング体験談はこちらです。
参考に、どうぞ。
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相談無料のライフプランを上手く活用した私の体験談
ナツダどうも、元住宅営業のナツダです。 あなたは「いくらぐらいなら住宅ローンを組んでも安全かな?」と悩んでませんか。 借り過ぎて、家計が破たんしたら嫌ですよね。 じつは、ライフプランニングという手法で ...
では、ライフプランをすることでどんなメリットがあるのでしょうか?
ライフプランのメリット
- 家を買うことで将来家計が赤字になるか予測できる
- 将来の家計が弱る時期に備えて適切な準備ができる
- 現状の家計の無駄がハッキリわかるので改善できる
ライフプランニングをうまく活用すると、どれぐらいの金額まで新居購入に使っていいか予算を立てることができます。
逆に、ライフプランニングなしでは、家計が破たんしないか不安で家を買えません。
もちろん、住宅ローンを借りるときに銀行で審査があります。
住宅ローン審査に通過できたら、ある程度安全な資金計画であるという判断の目安になります。
しかし、銀行の住宅ローン審査では、ライフイベントのことまで考慮してくれません。
叶えたい夢のことなんて、なおさらです。
ですから、ライフプランニングで金融資産残高を見える化しておく意味は大きいのです。
ライフプランニングは自分でやるの?
ライフプランニングは、自分でやる必要はありません。
ファイナンシャルプランナー(FP)に頼めばやってくれます。
そもそも、家計の改善策を考えるときはプロの意見を聞くべきです。
素人が一人で悩むより、プロならではのアドバイスを聞く方が効果的です。
ちなみに、FPを探す方法は3つぐらいあります。
ファイナンシャルプランナーを探す方法
- 建売会社や不動産屋に紹介してもらう
- 生命保険会社に相談する
- タウンページやインターネットで街のFPを探す
建売会社や不動産屋に紹介してもらうと利害関係に注意(建売会社に都合がよい結果になる?)ですが、一番手っ取り早い方法でしょう。
保険会社所属のFPは必ず保険の見直しを勧めてくるので、必要なければ断る手間がかかります。
メリットは、無料でライフプランニングしてもらえることです。
街のFPはお金に関する広い知識を持っています。
普通に相談すると有料ですが、無料で相談できるFPの検索サイトもあります。
まとめ
家を購入するときは、家計が破たんしないか事前にチェックしておくことが重要です。
そのチェック方法として、ライフプランニングという手法があります。
元住宅営業である私も、FPにライフプランニングしてもらいました。
しかも、2回!子供が生まれたときと、住宅を買おうと思ったときです。
これから家を買うなら、ライフプランニングをおすすめします。
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